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1.陳腐化損
以下のような在庫品はいわゆる陳腐化しているものとして、評価損を計上できる可能性があります。陳腐化とは、物理的欠陥は無いけれど、経済価値が減少して、その価額が今後回復しないものです。
不良在庫を帳簿価額のまま計上しておくより、損失の計上を検討することにより節税を図りましょう。以下のような不良在庫が該当します。
・季節商品の売れ残りであって、今後通常の価額では売れないことが、既往の実績などで明らかであること
・新製品が発表されたことで、従来の商品が今後通常の方式により販売することができないようになったこと
2.出版業特有のもの
単行本在庫調整勘定というものがあります。
これは、単行本のうちにその最終刷後6か月以上を経過したものすなわち売れ残り単行本についてある程度損失を認めましょうというものです。
販売部数÷発行部数が少ないほど、すわなち売れ残りが多いほど、当然ですが、損失計上が可能となります。
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